
インターネットの世界では、提供する情報ごとにWebサイトが存在しているのが普通でした。それが昨今他のWebサイトの情報を組み合わせてひとつのWebサイトを形作る「マッシュアップ」という手法が取り入れられ、ひとつのWebサイトで多種類の情報を提供するサイトが増えています。例えばグルメ情報と地図情報を組み合わせたWebサイトでは、行きたいお店の情報とその周辺の地図をひとつのページで見られます。これは利用者にとってとても便利なことです。情報を提供するWebサイト側にも、より多くの人に情報を発信できるという利点があります。インターネットは、一方的に与えられる情報を見る時代から、すべての利用者が情報提供者となる時代、様々な場所にある情報を組み合わせて新たなサービスを形作る時代に変化しています。
しかし、他のWebサイトから情報を引き出すためには、自身のWebサイトをその形に合わせて構築しなければなりません。各サイトでの情報の引き出し方が統一されていないため、多くのWebサイトから情報を引き出そうとすると、それだけ手間がかかるのが現状です。

観光情報プラットフォームとは
プラットフォームは「土台」「基盤」という意味。観光情報プラットフォームは、インターネット上の観光情報を流通させる土台となるITシステムです。観光情報発信流通モデル構築事業(下記参照)の中心的なシステムとして松本市が構築しています。
観光情報プラットフォームは、個別のWebサイトにある観光地や飲食店、宿の情報などの観光情報を収集します。そして集めた情報を、プラットフォームを利用するWebサイトにまとめて提供します。他のWebサイトから情報を引き出す部分をプラットフォームが代わりにやってくれるというわけです。プラットフォームを利用するWebサイトは、プラットフォームだけに対応すれば松本のあらゆる観光情報を探せるようになります。これまでインターネットで旅行先の情報を調べるとき、宿は宿泊情報サイト、見逃せない観光スポットは観光ガイドのサイト、その近くのおいしいものはグルメサイト…と、複数のサイトを調べていたのが、プラットフォームを利用するWebサイトひとつで調べられるようになります。
自身の情報を公開する場合も、プラットフォームだけに情報を提供できるようにすれば、プラットフォームを利用する様々なWebサイトに情報を発信できます。もちろん、情報発信と情報利用の両方を兼ねるWebサイトを作ることもできます。